Achievement開発実績
Case study
3体内時計取得デバイス
プロダクトデザイン、メカ設計、回路設計、基板アートワーク、製造一式(メカ部品、基板、組立)
株式会社O:(オー)様からの依頼で開発及び製造を請け負いました。
■体内時計取得デバイスとは
人間には1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっており、それをモニタリングするのは非常に面倒な作業でした。また、体内時計をモニタリングすることで好不調のバイオリズムが把握できます。
このデバイスは、体内時計をモニタリングできる画期的なデバイスです。
■設計業務
メカ設計には3DCAD Creo Parametricを使用しました。
まずは外観データを作成します。
次に筐体を部品分割します。
その後、基板、バッテリーホルダー、バッテリーをレイアウトします。
筐体外形は主に電池容量によるバッテリーサイズで決まりますが極限まで小さく、かつ丈夫に設計しました。
製品外形図はCreo Parametricで作成しました。
3Dプリンタで造形し、図面と造形品の両方で外観承認をお願いしました。
■回路設計
回路設計は協力会社へ委託しました。製品仕様に沿った回路図が出来上がります。
■基板設計
Creo Parametricでレイアウトした電子部品を元に基板図を作成
■FPCケーブルの設計
基板間接続用のFPCケーブルをCreo Parametricで作成。平面展開し図面を作成しました。
アートワークが出来上がり、いよいよ製造にかかります。
■量産
数十回にもおよび部分的な機能確認試作を経て、量産に移りました。
O:PGF lab社のファーム開発チーム、アルゴリズム開発チームと弊社エンジニアで幾度となく協議と検証を重ね、センシング精度を最適値まで引き上げました。
また、装着感やセンシングのキーパーツであるバンドについても幾度となく選定しました。
P:代表の谷本さんが、このプロダクトにかける熱い情熱を背景に本件に取り組めたことは、何事にも代えられない経験でした。
ハードウェアスタートアップ代表の細部までこだわりぬいた情熱プッシュで背中を押され続け、量産に辿り着きました。
弊社の創業当時からこのプロジェクトに携わり、3年かけてO:bandが出来ました。
今回の事例紹介にも快く承認を頂き、誠に感謝です。
「体内時計という自分だけの時間に回帰しよう。」
より多くの人に使って頂ければ嬉しいです!!